公認会計士受験の撤退・断念はどのように判断すべきか

この記事では、こんな皆さんの疑問に答えます。

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・会計士受験を撤退しようか本気で悩み中、、。
・必死で頑張ってきたからこそ、撤退や断念をどうやって決めたらいいかわからない。。。
・撤退してからの人生をどうしたらいいのか不安、、

 

この記事の具体的な内容はこちらです。

この記事の内容

  • 会計士受験を撤退・断念する基準
  • 諦める時の考え方
  • 辞めた後の人生設計をどうするか

 

なお、会計士受験の撤退は慎重に判断すべきものですから、4つの記事で解説します。

今回は1つ目。残りは最後に紹介します。

 

記事の信頼性

こんにちは。大手の監査法人で監査の研究をしているYutaです。

ちなみに奥さんも昔、会計士の勉強をしていて、短答式試験を突破できず断念した過去があります。

今回は、会計士になった人が知る現実と、実際に諦めた人の気持ちを知るからこその考え方を解説します。

 

※記事は3分くらいで読み終わります。深掘りした解説とかは、関連記事を貼っておきました。

 

公認会計士受験の撤退・断念はどのように判断すべきか

 

公認会計士受験の撤退や断念は、以下の基準で考えてみましょう。

  • まずは自分の現状の棚卸をする
  • メンタル面で考えること
  • 環境面・金銭面で考えること

 

まずは自分の現状の棚卸をする

辞めるにせよ続けるにせよ、まずはお疲れ様です(^^)

 

毎日、いつ合格できるか分からない中で努力を続けることのツラさや苦しさは良く分かります。

一旦、今の時点で状況を整理しましょう。

視点は3つ。

  • これまでの受験期間と成績の伸び
  • どうして会計士になりたいのか
  • 努力を続ける費用対効果はあるか

 

おすすめはノートや日記に文字として書き出すことです。ネガティブ思考で誤った判断をしないよう、客観的に整理しましょう

 

メンタル面で考えること

合格するために重要なのは、メンタル覚悟です。

 

メンタルを維持できないと成績も上がりにくいし、覚悟がないと突き抜けた努力はできません。

 

  • 会計士になるために何を犠牲にするか
  • どれくらいの量(時間)を犠牲にするか
  • 見返りを正しく理解しているか

 

自分自身の覚悟がどれだけ出来ているかを知るために、上記も書き出しておきましょう。

 

環境面・金銭面で考えること

現実問題、勉強を続けるための環境お金は大切です。

 

勉強に集中するため家族の理解や安定した経済状況があるのか、もう一度見直しましょう。

 

ポイント

個人的な感覚ですが、以下の条件全てに当てはまる方は継続しても良いかなと思います。

 ①勉強期間:3年以内

 ②短答実績:300点超えの経験あり

 ③年齢  :35歳以下

 

なお「正しい勉強法を実践する」という条件付きなのでご留意下さい。

 

具体的な勉強法については下記にまとめています。

 

公認会計士受験の撤退・断念を判断するための基準と考え方

 

ここからは、さらに具体的に撤退・断念の判断基準を深堀りします。まとめると以下の通り。

  • 現状のレベルと合格見込み
  • 合格後の人生と撤退後の人生の比較
  • 働きながら受験を続けるという道

 

現状のレベルと合格見込み

先ほども少し触れましたが、現状のレベルと合格見込みを正しく理解して判断することです。

 

会計士試験は正しく努力すれば、誰でも合格できる性質の試験です。

①努力しているか②努力は正しいかという観点で、以下の基準を一つの基準にしてみてください。

 

  • 勉強習慣 :10時間×週6を継続
  • 期間と成績:3年以内に短答300点超

 

なお、費用対効果的には40歳がリミットだと思います。(実際に40超えの新人を何人か知った上でそう感じます)

 

合格後の人生と撤退後の人生の比較

勉強を続ける判断の時に大切なのが、仮に合格した場合と、撤退した場合でどちらが幸せになれるかという点です。

 

合格後のリアルな気持ちを少しだけ紹介します。

  • 監査法人にいるなら一生サラリーマン
  • 年収は約1,000万で高止まり
  • 東京で家族を持つと正直厳しい
  • みんな会計士という資格に囚われて、新しい挑戦をしない傾向

 

今回は撤退の判断なので、ネガティブに書きましたが、年収1,000万はフツーにレベル高いので、目指す価値は十分あります。

ただ、かなりリアルな気持ちでもあります。

 

働きながら受験を続けるという道について

僕は受験専念でしたので、働きながら合格する人をとても尊敬しています。

 

ただ話を良く聞くと、ちゃんと合格に必要ね環境を揃えているなぁと感じています。

具体的には下記の通り。

  • 最初は休職するなどして、計算の基礎は集中的勉強していた
  • 職場の理解を得て、残業や飲み会はしないことを徹底していた
  • 休日も含め毎日一定の勉強時間を確保していた

 

つまり、これから働きながら勉強を続けていける人のイメージはこう。

  • 少なくとも計算科目は固まっていて、
  • 職場の理解や学習の継続を実現するだけのメンタルがある人

 

公認会計士受験の撤退・断念した後の人生をどう生きるかについて

 

ここでは、受験を徹底後の人生について考えてみます。

  • まずは自分の努力を心から認める
  • 受験期間の価値の考え方
  • 仕事に対する考え方
  • 人生設計を考える上で一番大切なこと

 

まずは自分の努力を心から認める

まずは、あなたの努力を心から認め、自分で自分を褒めてあげましょう。

 

ポイントは、物理的なご褒美ではなく、自分に対する精神的な承認です。

 

受験を断念した経験は、あなたの自己肯定感を下げるキケンがあり、今後の人生を前向きに進む時の妨げになります。

 

受験を諦めるというのは、継続するよりも勇気が必要なことです。

努力の日々も、誰にでもできることではありません。

 

最大限、自分で自分を認めてあげましょう。

 

逆に自己肯定感を高めることができれば、今後の人生の大きなプラスになりますよ。

 

受験期間の価値の考え方

個人的には、受験に専念した人のその時間の価値は、普通に働いていた人よりも高いと考えています。

 

合格を諦めた人自身は、「私なんて働かずに結果の出ない勉強に時間を使ってしまい、社会に対して役にたっていない」と考えがちです。

 

価値の測り方を“転職市場”に変えてみましょう。

 

そもそも、簿記ではなく“会計”を知っている人の価値はとても高いです。

他にも、努力する習慣があること、未知の領域にチャレンジするマインドなど、会計士受験生の転職市場における価値は、本人たちが思っている以上のものです。

 

何かに真剣に向き合った時間がムダになることはありえません。受験という経験をどう表現するかで、あなたの価値は全く変わりますね。

 

仕事に対する考え方

公認会計士の資格というのは、あくまでパスポートです。

 

多くの人は、そのパスポートを使って大手監査法人に入り、一生をサラリーマンで終えます。

 

これからの時代、パートナーやマネージャーになるメリットも乏しく、それなら別の努力をした方が稼げるなぁと感じます。

これからは、ますます個人で稼ぐ力が大切になる時代です。そして、労働者はますます搾取される時代になります。

 

資格に頼って生きていこうというマインド自体が、労働者として生きていくものです。

まずそこから発想を変えることが大切です。

 

人生設計を考える上で一番大切なこと

一番大切なことは「幸せになれるかどうか」を基準にして考えることです。

 

人は仕事で幸せになるわけではありません。人生に対する覚悟や生活で幸せになるのです。

 

年収800万を超えると幸福度は上がらないと言われます。

そして、実際に800万稼いで感じるのは、生活レベルを落とすことができずに苦しいということ。

 

ミニマリストブームが教えてくれるのは、今の生活に満足することこそ“幸せになること”なのかもしれません。

 

まとめ:撤退しても幸せになれればいい

 

会計士受験を諦めるという決断は、とても勇気のいることです。少しでも皆さまの助けになれば幸いです。

 

今回は、撤退を考える1つ目「どうやって判断するか」を解説しました。

残り3つの記事で、“判断してから、より良いキャリアに進むまで”を解説します。具体的に知りたい方は、下記にも目を通しましょう。