【文系と理系の違い】仕事における本質的なアプローチを解説

この記事を開いていただいた方はこんなことを考えていると思います。

文系と理系で仕事のやり方って違うの?

文系の私ができる、上手い仕事のやり方教えて。

理系の私用の、上手い仕事のやり方教えて。

 

この記事では、こういった疑問に答えます。

この記事の内容

  • 文系と理系それぞれの仕事の本質的なアプローチがわかる
  • 文系の方が上手に仕事をするための本質がわかる
  • 理系の方が上手に仕事をするための本質がわかる

 

記事の信頼性

僕はいま、監査法人というところで、最新のテクノロジーを仕事に活用するための研究をしている。ゴリゴリの文系サラリーマンと、理系の分析エキスパート、ITエンジニアなど、多様なバックグランドの方々と共に働いている。

今回は、そんな環境で感じた”文系”と”理系”の仕事のアプローチについて、まとめてみた。

 

※記事は3分くらいで読み終わります。軽い気持ちで読んでみてください。

 

【文系と理系の違い】仕事における本質的なアプローチを解説

世の中には様々な仕事があり、各分野で長く働いていると、自分がやっている仕事の性質に応じた性格ができてくる。

僕が働いているのは、新しいIT技術を使った研究開発の部署なので、色々なバッググラウンドを持つ人たちが集まっている。

彼らと仕事をするうちに、仕事をしている人たちの思考方法や、考え方のクセみたいなものがつかめるようになった。

具体的には、この世の仕事は「社会科学系(文系)」「自然科学系(理系)」に分かれている。この2つの分野でそれぞれ成功するコツも合わせて考えてみた。

【文系・理系の違い】社会科学系の仕事のゴール

例えば、営業、広報、経理、管理等世の中の多くの職種はこちらに入る。

この仕事のゴールは、どんな業務であれ必ず一つに集約される。

それは、「意思決定をする人を納得させること」だ。

意思決定をする人とは、責任をとる人と言い換えてもいい。

とにかく、ある人物に「良し!それでいこう!!」と言わせることこそが、一つ一つの仕事のゴールである。

【文系・理系の違い】自然科学系の仕事のゴール

例えば、品質管理やIT系のコンサルタント、プロジェクトマネージャーなど、自然科学系の原理主義的な考え方をする人がいる。

どちらかというと、あまりサラリーマンっぽくないマイノリティで、会議で話がまとまりそうなときでも、ド正論のあるべき論を語ったりする(一概には言えないが、、)。

 

彼らの言うことは、基本的に正しいことだ。実務的なことを理由に、彼らの主張に耳を傾けないと、後で大変なことになったりする。

この仕事のゴールは、「新しい現実を生み出すこと」だ。

抽象的すぎるし、 新しい現実を生み出すこと何てそんなに簡単にできることじゃない。 現実的には、この人達のゴールは「自分自身が納得すること」何じゃないかと思う

 

そのため、彼らの仕事にはゴールがない。

 

正しいかどうかは誰にも分らないけど、”あるべき”を積み重ねることで成果が出る(と結論付けること)を続けるしかない。

 

ただ、何らかの成果を出さなければならない以上、ゴールがない仕事などありえない。

 

そんなときの彼らのゴールは、チーム全体の意思決定者に従うという場合もあり、現実的にはそれが一般的だ。

自然科学的な考え方をする人はとても優秀で、個人的にはとても尊敬している。しかし、彼らが仕事の現場でイニシアティブを取ることは難しい。

それは、仕事というものには、リソースの限界があり、すべてを納得する形で完成させることはできない(実務的なもの)だからだ。

【文系・理系の違い】それぞれの仕事で成功するには?

社会科学と自然科学という言い方は少し小難しいので、文系と理系という風に置き換えてみる。

 

それぞれの環境の中に長くいると、考え方を変えるのは難しくなってくる。

だから、仕事で成功しようと思ったら、それぞれの分野の中で役立つスキルを身につけた方がいい

要するに文系のスキルはこれだけ

文系のスキルはとても簡単だ。

文系仕事のゴールは、「意思決定をする人を納得させること」だから、文系に身につければいいスキルは一つだけ。

「意思決定をする人を説得してうんと言わせるスキル」さえ身につければいい。

よく仕事では、コミュニケーション能力が大切だと言われるけど、もっと具体的にいえば、「説得スキル」さえあればいい。

そして、誰かを説得するためには、日頃からの信頼を得ておくことが大切で、そのために個別のスキルが必要になってくる。

内容の大小問わない。文系社会人の皆さんには、日頃の仕事でいかに説得の場面が多いかは身にしみて感じてもらえるはずだ。

理系は色んなスキルを求められてる

一方で、理系社会人の方に求められるスキルは、もう少し多様だ。

常にあるべき論を積み重ねる必要があるため、求められるスキルのハードルも高い。

大きくは、あるべき姿を明確にイメージするための専門分野の広範な知識具体的な成果物を高品質な形にまとめ上げる実現力、が求められる。

個人的に一番大切だと思うのは、「文系社会人の考え方が、自分とまったく違うことを理解し、最終的な落としどころを見つける能力」だと思う。

つまり、自分の納得感をある時点で諦めて(明らかに見極めて)、実務的な解決策を導き出すということだ。

【文系・理系の違い】 建設的な議論のためには、相互理解が大切

抽象論でまとめてしまって心苦しいが、ほとんどの仕事はチームで行うものだ。

 

1人で完結出来るような仕事は、ほとんどない。

 

特にサラリーマンは、チームでより良い成果を出すための建設的な議論が欠かせない。そのために、文系・理系それぞれの考え方を理解することが大切だと思う。

逆にこういうそれぞれの思考のクセが分かると、調整を楽になるし、細かいことでイライラしなくなる。

 

いつしか広い観点でチームを管理できるマネジメントになれるはずだ。

 

 AGA/EDのことなら【AGAクリニック東京】