【公認会計士受験】勉強法まとめ・最短合格のロードマップ

この記事ではこんな皆さんの疑問に答えます。

受験生
受験生

確実に合格できる勉強法を知りたい。
合格への最短ルートの勉強法を教えて。
もう、勉強法で悩みたくない。

 

この記事の具体的な内容はこちらです。

勉強法に悩むあなたへ贈る短期合格へのロードマップ

  • ①前提理解:なぜ会計士受験を選ぶか
  • ②目標設定:いつまでに合格するのか
  • ③基礎理解:勉強の基本ルールがある
  • ④計画作成:逆算でやることを決める
  • ⑤学習手順:具体的な方法を選ぶ
  • ⑥継続努力:継続すれば合格できる
  • ⑦試験対策:実力を120%発揮する

 

記事の信頼性

僕自身は、知識ゼロから3大国家資格の1つである公認会計士試験に2年半で合格できました。

受験時代に色んな勉強を試したけど、実際に成果が出たのは1つの方法しかありませんでした。逆に、めちゃくちゃすぐに成果がでたので、今回はその方法を公開します。

  

読者さんへの前置きメッセージ

本記事では「会計士受験をこれから始める方」「勉強の成果がなかなか出ない、どう勉強すればいいか分からないよ」「今度こそ絶対に合格したい」という方に向けて書いています。

 

この記事を読むことで➀会計士受験や勉強に対する正しい考え方、➁具体的な始め方、③どのようにして成果が出るか」までをイメージできるようになると思います。

  

僕自身、年収140万円の料理人生活から、公認会計士になって1年目で、労働時間は半分になったのに、年収は3倍になりました(今では5倍です)。

 

受験生の「将来が見えないツラさ」はよくわかるので、過去の自分のような境遇にいる方々に向けて、真摯に記事を執筆します。

それでは、さっそく見ていきましょう。

 

➀前提理解:なぜ勉強や受験を選ぶか

 

いきなりですが今のあなたはなぜ会計士受験」を選んだのでしょうか

 

正直、今の時代稼ぐ方法はいくらでもあります。

 

読者の方の置かれている状況次第ですが、大学生や高校生が「漠然と将来のため」に会計士受験をしようとしているなら、先に「別の選択もあるのでは?」というお話をします。

 

あなたはなぜ公認会計士を目指すのか

公認会計士試験は合格するのに1年半~5年はかかる試験です。

 

しかもその過程は下記のような非常にツライ日常の繰り返しです

  • 週6で、毎日8~12時間勉強の毎日
  • 友だちに遊びに誘われても行けない
  • 努力しているのに結果が出ない日々
  • 必ず経験する”不合格”というショック
  • 社会の何の役にも立っていない自分
  • いつ合格できるか分からない恐怖

 

ざっと出してもこれだけあります。これだけの苦労をしてでも、挑戦する公認会計士の「仕事・生活・キャリア」についてみていきます。

 

【公認会計士】仕事・生活・キャリア

今回は、”監査法人に勤務する一般的な公認会計士”を例に一つ一つ見ていきましょう。

 

仕事

1~3年(年収450~650万)は新人として先輩に仕事を教えてもらいながら、徐々にできることを増やしていく。受験時代に勉強したことを現実で生かせることが楽しかったりする

 

3~5年(年収600~850万)でチームリーダーなど一気に責任ある仕事が増えて、少しずつストレスが増えてくる。慣れもでてきて毎年のルーティンワークがツラくなってくる。

 

5~10年(年収800~1,100万)のどこかで、一生サラリーマンとして生きていくことを考えはじめ、覚悟を決める。

 

上記が若干ネガティブに見えるのは”サラリーマンという生き方のせい”で、年収だけ見れば普通のサラリーマンよりはるかに良い待遇で仕事ができます。

 

生活

会計士はステータスもあるし、フツーにしていれば”ちゃんとモテる”ので大丈夫。

 

生活は、”東京で暮らすか地方か”で全く異なる。

結局は”高収入なサラリーマン”なので、とびぬけていい生活ができるわけではないが、”上の下くらいの生活”はできる。

 

キャリア

一生サラリーマンでいるか、独立、一般企業の経理、コンサルティング会社などに転職するケースが多い。

 

海外の現地法人でコンサルなどをすれば、箔もつくし年収2,000万くらいにはなるのでおすすめ。

 

いずれにしても、何の戦略も持たないでフツーに生きていると、”年収上限1,100万の高収入サラリーマン”がゴールとなるので、戦略が重要です。

 

監査法人で働く公認会計士のイメージができたと思います。では、実際の受験のイメージを見ていきましょう。

公認会計士の現実的な年収【コスパ最強の理由を解説するよ】

 

【会計士勉強法】 受験の全体像

次に受験の全体像をおえておこう。

 

第1フェーズ
レクチャー期
それぞれの専門学校の授業を受けながら、会計士試験の内容を知り、理解していく時期。基本的に授業を聞いて、ひたすら復習をしていく。
第2フェーズ
基礎習得期
テキストの計算問題や理論の肢別チェックを1通り実施し、例題レベルの問題はすべて解答できるレベルを目指す時期。言い換えると計算における型を身につけて、いつでもそれが発揮できるように体にしみ込ませるトレーニングをする期間だ。
第3フェーズ
問題演習期
専門学校の答練(過去の答練を含む)や過去問を解きながら、実践的なレベルの問題を解けるようにする時期。また、テストで時間制限を意識しながら、問題の取捨選択の判断力をつける期間でもある
第4フェーズ
停滞期
誰しもこの時期が訪れる。第1フェーズ~第3フェーズまでを実施して、知識や計算の理解レベルでは合格点を取れるはずなのに、なかなか点数が伸びない時期だ。2~3年続くこともあり、そのまま受験をあきらめてしまう人もいる。この記事の目的は、なるべくこの期間を短くすることにある
第5フェーズ
合格レベル到達期
点数が合格レベルを超える時期。継続的な努力で伸びる場合もあるが、停滞した場合思い切ってやり方を変えたほうが上昇期に入りやすいケースが多いように感じる。ここに来ると、自分が合格できる実力があると、自分自身で自覚できるようになってくる。

 

受験勉強の全体像は大体こんなイメージだ。これが、1年で終わる人もいれば、5年以上かかる場合もある。

 

なるべく短期の合格を目指すため、次に会計士受験の特徴を知りましょう。

 

【会計士勉強法】試験の特徴

会計士試験の最大の特徴は、試験範囲が広く、身につけるべき内容がとにかく膨大であることだ。

 

量が多すぎて、新しい科目の授業が始まると、それまで習ったことや覚えた知識をどんどん忘れてしまい、全然前に進めない状態になってしまう受験生が多い。

 

そのため、試験勉強のやり方もこの「膨大な量をいかに効果的に効率よく勉強するか」という点を中心に考えるべきだ。

 

勉強のやり方というのは「メモの取り方」や「復習のタイミング」「暗記法」「時間の使い方」など、細かな点にまで及ぶ。

 

勉強法というより生活全般を受験モードにする方法に近いと思ってもらうといい。

 

他にも特徴として「相対試験」「問題の取捨選択と時間配分が重要な試験」などの特徴もある。

 

ただ、勉強法に最も影響するのが”量”の問題であるため、まずはこの”量”に対応して合格レベルを身につける方法が大切。記事の後半で解説します。

受験に必ず合格するための基本的な戦略【受験には戦略が必要】

 

具体的な専門学校の選び方

勉強を始めるなら必ず”会計士受験に特化した専門学校や予備校(の教材)”を使うようにしましょう。

 

学校選びで個人的に大切だと思うのが、まずは”選ぶ基準・選び方”をキチンと知ることです。

 

会計士受験なんて誰にとっても初めての経験です。

 

学校の選び方なんて当然分からないし、”本当に苦しい受験生活”という現実を経験すると、「やっぱりこっちにしておけばよかったな」という後悔も生まれます。

 

下記の記事で詳しく解説しています。ベテラン受験生の方も、”教材選びのコツ”についても書いているので、ぜひご活用ください。

※現在準備中です。しばらくお待ちください。

【公認会計士の予備校・専門学校の比較】まずは選ぶ基準を学ぶべき

 

➁目標設定:いつまでに合格するか

 

勉強や受験が「自分にとってのベストの選択」だと判断したら、さっそく目標を決めましょう

 

具体的な目標設定「何に、いつまでに」

➀どんな大学に行くか・どんな資格を取るかを決めて、➁それをいつまでに達成するかを決めればOKです。

 

マインドブロックというか、「自分には短期合格なんて無理だ、、」みたいなマイナス思考はやめて、本当にあなたが望む目標を決めましょう。

 

今のあなたができそうなことを目指しても成長できません。成長しないってことは、安定もないし、お金も稼げないってことです。

 
そして、どうせ今できない目標を決めるなら、できる限り大きな目標を決めましょう。

 

合格に必要なマインドセット

非常に精神論的な話が多くなってしまいますが、そもそも2年や3年かけて勉強する難易度の高い受験で、精神論が不要なわけがない。

今回は特に重要な考え方をいくつか紹介します。

 

  • 絶対に合格すると決意すること
  • 期限を決めること
  • 専門学校の教材を使うこと
  • 忘却曲線を強く意識すること
  • 日常生活全体として合理的な選択をし続けること

 

日常生活に対する決意表明も決めよう

勉強で成果を出すために、あなたが犠牲にすることを決めましょう。

 

人に与えられている時間には限りがあります。テレビを見ている時間は勉強できませんし、彼女と会っている時間は勉強できません。

 

ぜひ手帳を買って、日ごろ自分が何にどれだけの時間を使っているかを確認してみましょう。あなたがより多くの時間を使っていることが、あなたの大切にしている価値観です。

 

勉強で成果を出したいなら、あなたの価値観を”勉強優先”に変えましょう。

 

③基礎理解:勉強には基本のルールがある

 

試験に合格するための勉強というのは、基本ルールがあるので、さっさと覚えて、どんどん使いましょう。

 

必ず忘却曲線を利用すべき

勉強するときは必ず忘却曲線に沿って勉強をしましょう。確実に成果が出ます。

 

忘却曲線や、忘却曲線を使った具体的な勉強方法は、「会計士受験 ~必ず読むべき最短合格のロードマップ~」こちら。僕の会計士受験記事のなかで最重要コンテンツです。

 

下記のバナーでリンクが飛んでいます。

 

正しいやり方で努力することが、一番の近道です。ぜひ覚えておきましょう。

 

覚えることから逃げない

よく「暗記と理解どっちが大事なの」という話が話題になりますが、断然「暗記」です。

  

下記の「学習手順」の項目で詳しく説明しますが、”理解”には2つの種類があります。

  • ➀内容の言っていることが分かること
  • ➁内容を応用して、新しい問題を解決できること

 

2つのうちで”理解が大事”と言われているのは➁の方のことです。

ただ、やっかいなことに➁の理解は、ある程度の暗記が進んでいないと、出来ないものなんですよね。

 

だから、最初から➁の理解を目指して、”テキストを読み込む”とかはっきり言って無駄です(効果的な方法は下記で紹介します)。

受験生のための最強で具体的な勉強法【復習を極めれば勝てる】

 

④計画作成:逆算で考え、やることを決める

 

必ず受験日から逆算して、いつまでに、何をやり、試験日当日に”自分の脳みそ”がどういう状態になっているべきか、逆算して計画しましょう。

ポイントは、決めたことを全て紙や手帳に書いておくことです。

 

まずは年間スケジュールを決めよう

まずは1年間の時間軸で、どの時期までどんな知識を身につけておくべきかを把握します。

 

そして、”実際に使う教材”と”1か月ごとの目標(ページ数やあるべき脳みその状態など具体的に)”を決めましょう。

 

あまり細かく決める必要はなく、1か月~2か月単位でざっくりと、いつ何をやるか決めておきましょう。

 

身につけるべき知識の総量から逆算

まずは、合格に必要な知識や理解の全体の量を知ることが圧倒的に重要です。

 

これは、今回書いている記事の中でも一番重要かもしれないです。

 

ゴール地点に立った時の自分の状態(=知識の全体像 )が分からないと、どこを目指せばいいか途中でわからなくなりますからね。

 

受験生の悩みの多くは「➀自分が成長しているかどうか不安➁どこまでやれば合格できるかわからない」という2つがあります。

 

知識の全体像を最初に決めておくことで、この2つの悩みを解消し、努力に集中することが出来るようになります。

 

⑤学習手順:具体的な方法を選ぶ

 

実際に学習を始める前に、具体的にどうやって勉強するか、勉強方法を選びましょう。

 

【科目別勉強法】短答科目

それぞれの科目ごとに詳細に解説している記事があるので、紹介させて頂きます。

 

また下記で短答式試験の合格に特化して勉強の進め方を解説しています。

>>公認会計士受験に合格するための具体的な勉強法~短答編~

 

【科目別勉強法】論文科目

次に論文科目を見ていきましょう。

選択科目は、僕自身が経験した経営学しか実体験を書けないのでご了承ください。

>>【会計士受験の勉強法】租税法で合格レベルになる方法

>>【会計士受験の勉強法】経営学で合格レベルになる方法

 

こちらも下記で短答式試験の合格に特化して勉強の進め方を解説しています。

>>公認会計士試験に合格するための具体的な勉強法~論文編~

 

問題解答スタイル 】計算系の科目に使う

計算や語学系の科目はこのスタイルが良いでしょう。イメージ的には野球の素振りでして、知識や計算するときの(下書きなどの)動きを体にしみ込ませる感じです。

ポイントは2つあります。

  • 同じ分野の計算を短期間で集中的にトレーニングする
  • 下書きの書き方決めて、体で覚える

 

下書きの書き方は科目によって違うと思いますが、計算系の科目は”下書きの型”を身につけるのが重要です。

 

【暗記スタイル】理論系の科目に使う

監査とか、社会科学的な学問はほとんどこちらのスタイルです。進め方はこちら。

  • ➀内容の言っていることを理解する
  • ➁言葉や文章を暗記する(覚える)
  • ③覚えた内容を応用して、新しい問題を解決できるよう理解の深堀り

 

ここでは覚える勉強のやり方を紹介します。ちょっと長くなるので、先ほども紹介した「 会計士受験 ~必ず読むべき最短合格のロードマップ~」こちらの記事をご参照ください。

 

【理解の深堀スタイル】理論系の科目に使う

上記で解説した”③覚えた内容を応用して、新しい問題を解決できるよう理解”をするために、以下の手順で学習しましょう。

 

僕の経験を紹介すると、以下のやり方でとても理解が深まった実感があります。

  • ➀文章や言葉の暗記がある程度進んだ段階で、
  • ➁質の高いテキストを、
  • ③時間をかけてじっくりと、
  • ④イメージを広げながら読む

 

⑥継続努力:継続さえすれば必ず合格できる

 

当たり前ですが、合格するまで努力を続ければ必ず合格できます。

 

勉強がツラくなった時に

長丁場の受験ですので、必ずどこかでツラくなったり、モチベーションが無くなったりします。

 

 

モチベーションを維持する方法

ズバリ「常に成長している実感を得ること」です。

 

これは実際に成長しているかどうかはあんまり関係なくて、「いかに実感できるような仕掛け」をしておけるかどうかってこと。

 

個人的には、手帳に勉強した実績を書いておくことをお勧めしています。

ページをめくれば、自分の努力の形跡が見えると、成長している実感を得られるし、それだけ頑張った過去の自分を裏切りたくなくなるので、モチベーションの維持にはメチャクチャ効果的です。

 

最後に、勉強の本質をお伝えします

超本質です。勉強して知識を身につけるというのは、「その分野の世界の言葉が自由自在に使えるようになる」ということです。

 

例えば、歴史の勉強をしているとすると、「フランス革命とは?」みたいなシンプルな問題を用意して、それにどれだけの言葉がでてくるか。専門用語を使ってスラスラ説明ができるなら、それが”理解”ということ。

 

言葉の1つ1つや、一定のセンテンスを覚えてないと言葉は出てこないし、単語やセンテンスの意味を理解していないと、正しい説明はできない。

 

シンプルな問いに自在に答えられるようになると、特に論文系の科目は余裕で解けるようになりますね。

 

⑦試験対策:実力を120%発揮する

 

直前期(本番1~2か月前)にすべきこと

試験直前期にすべきことをまとめてみました。ここではポイントだけ紹介します。

 

  • 【考え方】自分をアスリートだと思う
  • 【勉強法】テキストベースで復習する
  • 【前提】科目別に復習のやり方や対策は異なる

詳しい解説は以下の記事をお読みください。

会計士受験生が直前期にすべきことまとめ

 

試験本番で気を付けるべきこと

試験本番のテクニックや持ち物リストなどまとめてみました。ここではポイントだけ紹介します。

詳しい解説は以下の記事をお読みください。皆さんに好評な良質記事ですよ。

【会計士受験】試験本番に気をつけること5選【解答テクニック】

 

 

  

公認会計士の受験勉強をはじめると高確率で挫折します。

 

では、いつ挫折するか。それは、ちゃんと講師の言う通り、真面目に勉強しても、答練の点数が伸びない本試験に合格できなかった時です。

そして、多くの受験生が自分の勉強法が正しいのか分からない状態で、未知の領域に向かって、やみくもな努力をしています。

 

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さらに、質問サポート、キャリア相談まで付いていて、まさに会計士受験における完全版といえる設計です。

 

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